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印刷とスキャン / / 1 分

使わなくなったプリンターを安全に整理する手順

使わなくなったプリンター、故障して交換した機器、重複して登録された印刷キューは、パソコンから整理しておくと設定画面が見やすくなり、誤った機器へ印刷するトラブルも減らせます。本記事では、削除前に確認すべき保留中ジョブや共有環境への影響を説明したうえで、Windows 11、Windows 10、macOSでプリンターを登録解除する基本手順を案内します。さらに、通常の設定画面で消せない場合に備え、Windowsのコントロールパネル、プリントサーバーのプロパティ、デバイスマネージャー、macOSのプリントシステムリセットを使う判断基準も解説します。USB接続、無線LAN接続、職場や学校の共有プリンターなど、接続方式ごとの注意点も押さえ、不要なドライバーや残った印刷キューを安全に整理するための実践的な内容です。

新しいプリンターへ買い替えた後や、会社・学校で使っていた共有プリンターが不要になった後は、パソコンに残る登録情報を削除すると管理しやすくなります。特に似た名前のプリンターが複数あると、誤送信や「オフライン」表示の原因になりがちです。ここでは、WindowsとmacOSでの基本的な削除方法から、一覧に残り続ける場合の対処までを順番に説明します。

削除する前に確認したいこと

プリンターの削除は、パソコンに保存された接続先と印刷設定を外す操作です。通常はプリンター本体の初期化や、同じネットワークを使う他の人の設定には影響しません。ただし、共有プリンターや業務用の印刷サーバーを利用している場合は、管理者の運用ルールを先に確認してください。

まず、印刷待ちのデータがないかを確認します。削除前にキューを空にしておくと、不要な印刷が後から再開される事態を防げます。また、今後も同じプリンターを使う可能性があるなら、Wi-Fi名、IPアドレス、機種名、用紙サイズや両面印刷などの独自設定を控えておくと、再登録がスムーズです。

  • 保留・エラー状態の印刷ジョブを確認して取り消す
  • 既定のプリンターを別の使用中の機器へ変更する
  • 共有プリンターでは管理者や組織のヘルプデスクに確認する
  • 複合機のスキャン機能も使っている場合は、スキャン用ソフトの接続を別途確認する

環境別:最初に試す削除方法

多くの場合、OSの設定画面から対象のプリンターを選び、削除を確定すれば完了します。画面名はOSの更新によって多少変わることがありますが、次の経路を目安にしてください。

環境主な操作経路削除後に確認する点
Windows 11設定 → Bluetooth とデバイス → プリンターとスキャナー対象を開き、「削除」を選ぶ
Windows 10設定 → デバイス → プリンターとスキャナー対象を選び、「デバイスの削除」を選ぶ
macOSシステム設定 → プリンタとスキャナ対象を選び、一覧から削除する
共有プリンター組織指定の管理画面またはOSのプリンター一覧再配布される仕組みがないか管理者に確認する

Windows 11・Windows 10でプリンターを削除する

Windows 11では、スタートメニューから「設定」を開き、「Bluetooth とデバイス」、「プリンターとスキャナー」の順に進みます。Windows 10の場合は「設定」から「デバイス」を開き、「プリンターとスキャナー」を選びます。一覧で削除したい機器名を慎重に確認し、削除ボタンを実行してください。

基本操作の手順

  1. 印刷中のアプリケーションを閉じ、必要なら印刷キューのジョブをすべて取り消します。
  2. Windowsの「設定」を開き、プリンターとスキャナーの一覧を表示します。
  3. 対象のプリンターを選択し、機種名や接続先が正しいことを確認します。
  4. 「削除」または「デバイスの削除」を選び、確認画面で実行します。
  5. 一覧を更新し、対象が消えていることを確認します。必要に応じてパソコンを再起動します。

削除後も既定のプリンターが存在しない状態になると、アプリケーションから印刷するたびに送信先の選択を求められることがあります。普段使う機器がある場合は、その機器を既定に設定してください。「Windows で通常使うプリンターを管理する」が有効だと、最後に使用したプリンターが既定になることもあります。

Windowsで一覧から消えないときの対処

設定画面で削除できない、削除後に再び表示される、古いドライバーが残るといった場合は、従来の管理画面を使うと解決することがあります。検索欄で「コントロール パネル」と入力し、「デバイスとプリンター」を開いて対象を右クリックし、「デバイスの削除」を試してください。

それでも同じドライバーを使う不要な機器が残る場合は、印刷管理の情報を確認します。「プリント サーバー プロパティ」のドライバー一覧では、使用していないプリンタードライバーを削除できることがあります。ただし、同じドライバーを別の現役プリンターが利用していると、その印刷にも影響します。機種名だけで判断せず、使用中の機器との関係を確認してから操作してください。

プリンター本体を削除する操作と、ドライバーを削除する操作は別です。接続先だけを整理したい場合は、まずプリンターの削除にとどめ、ドライバーの削除は不具合解決や完全な入れ替えが必要なときに限定するのが安全です。

USB接続の機器では、削除後にケーブルを抜き、数秒待ってから接続し直すことで、Windowsが新しい機器として再検出する場合があります。再登録を行うなら、メーカーが提供する最新ドライバーやセットアップソフトを使用してください。

macOSでプリンターを削除する

macOSでは、Appleメニューから「システム設定」を開き、「プリンタとスキャナ」を選択します。古いmacOSでは「システム環境設定」という名称の場合があります。プリンター一覧で対象を選び、削除の操作を行います。接続が切れた古いネットワークプリンターも、同じ一覧から整理できます。

削除後もエラーが続く場合

プリンターを削除しても印刷設定の不具合が続く場合、macOSにはプリントシステムをリセットする方法があります。これは登録済みのプリンター、印刷キュー、関連する設定をまとめて消去する強い操作です。複数のプリンターを使っている家庭や職場では、すべて再登録する必要があるため、最後の手段として扱ってください。

リセット前には、利用中の各プリンターの接続方法を確認しましょう。AirPrint対応機器なら同じWi-Fiに接続後、macOSが自動検出することがあります。一方、特殊な給紙装置、認証印刷、メーカー独自の詳細設定を利用する機種では、メーカーのドライバーや管理者指定の設定が必要になる場合があります。

接続方式ごとの注意点

ネットワークプリンターを削除しても、プリンター本体は無線LANや有線LANに接続されたままです。別のパソコンやスマートフォンからは引き続き利用できることがあります。反対に、プリンター本体そのものを廃棄・譲渡する場合は、パソコン側の削除とは別に、本体のネットワーク設定、保存済みアカウント、アドレス帳、ジョブ履歴などを初期化する必要があります。

  • USB接続:ケーブルの抜き差しと、ドライバーの対応OSを確認します。
  • Wi-Fi接続:同名の古い登録が残りやすいため、IPアドレスや機種名も確認します。
  • 有線LAN接続:固定IPで運用されている場合、削除前に管理記録を確認します。
  • 共有プリンター:ログオン時に自動追加されることがあり、削除しても再表示される場合があります。

削除後の確認と再登録のポイント

削除が終わったら、文書作成ソフトなどの印刷画面を開き、不要なプリンターが候補から消えたか確認します。削除した機器が既定だった場合は、使用するプリンターを指定し、テストページまたは少量の文書で動作を確かめます。印刷画面に古い名称だけが残る場合は、アプリケーションを一度終了して開き直すか、パソコンを再起動してください。

新しい機器を追加する際は、OSによる自動検出だけで済ませず、用紙サイズをA4にするか、両面印刷を既定にするか、カラー・モノクロの既定値をどうするかを確認すると日常のミスを減らせます。組織の複合機では、部門コードやICカード認証などの設定も必要になるため、配布された手順書を優先しましょう。

参考資料

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著者について

Stefano Barcellos編集長

ジャーナリスト兼編集者。10年以上にわたり、テクノロジー、文化、日常生活について執筆している。